賞なし
ハワイで誓うFOREVER LOVE
10年ぶりの再会からのプロポーズ、電撃入籍
新郎 Ｋさん・新婦 Hさん
医療事故をきっかけに車椅子生活となり、突然の環境の変化と不誠実な病院の対応に辛い日々を送っていた新婦が10年ぶりに再会した新郎は高校の後輩でした。当時から新婦のことが好きだった彼からの電撃プロポーズを経て、結婚へ。足が悪くなり、大好きなハワイにはもう行くことがないのかもと諦めていた新婦でしたが、もしも叶うなら、誠実な彼とふたりで結婚式をしたいなという夢が募ります。そんな思いが伝わり「永年勤続表彰で休暇がもらえるから、ハワイに新婚旅行に行こう！」と10日間のハワイ旅行を新郎が決めてくれました。
十年ぶりの再会からの
プロポーズ、電撃入籍
延期を重ねて実現した
ハワイへのハネムーン
しかし、世の中はコロナが蔓延し、渡航を諦めざるを得ない状況になりました。予約していた飛行機も飛ばないことがわかり、違う航空会社にすぐに予約し直すも日にちも変えることになり、渡航直前には夫婦でコロナに感染しました。新婦は体調がなかなか回復せずまた延期を重ね、結婚式は諦めて写真だけは撮れたらと思い直し、やっと現実にハワイの空港に着いた時は嬉しすぎて涙が出たというふたり。到着後ゆっくり過ごし、日焼けする前の2日目にフォトウエディングを実現しました。
普段は写真に撮られるのが苦手、恥ずかしがり屋の新郎が「今日は楽しみたいね」とフォトグラファーに「アロハ〜！」っと声かけされると、自然にシャカサインをして笑顔になってくれました。新婦が最も気に入っている写真はふたりともカメラ目線ではなく、ダイアモンドヘッドを眺めている際に新郎がが後ろからそっとハグしているもの。普段は優しい言葉もかけない、手も繋がないシャイな彼が「ずっと一緒に…最後まで一緒に生きていこうね、ありがとう。」と新婦へ伝えた、まさにアロハマジック、忘れられないシーンです。
恥ずかしがり屋の新郎からの
ハグはアロハマジック
ワイキキの美しい海を目の前に
奇跡が起こった！
アロハマジックのまだ続きます。ハワイへは車椅子で行きましたが、ビーチ撮影のために裸足で一本杖を持ち、新郎に体を支えてもらいフラフラしながら砂浜をゆっくり歩いた新婦。自宅でも伝い歩きで、支えがないと移動も難しい彼女が、汗を拭きながら必死で少しだけ歩くことができました。「すごいじゃないか！ 少し歩けたね！ 砂浜に立てた！！ ふたりの思いが通じたんだね、来て良かった。」と新郎。美しい夕陽に包まれながら、嬉し涙を隠すのに必死にこらえながら撮影に挑みました。ダイアモンドヘッドをバックに、周りは知らない人たちだらけ。それでも優しく見守ってくれるたくさんの瞳にはアロハスピリットを感じる、そんなひとときを過ごすことができました。
「日本に帰りたくないね（笑）
またハワイに来ようね」
ふたりが出会った高校生の頃に「together to the last」と彫ってあるベアのネックレスをもらっていたという新婦。ネックレスはなくしてしまいましたが、足が悪くなり不自由な体になって独りで辛く過ごしてきた数年間、彼と再会し行きたいと願っていたハワイに連れてきてもらい、この場所で「together to the last」とふと頭に浮かべた時に彼からこの言葉をかけられて、この日のためにあのペンダントの言葉があったんだな、と新婦が幸せを深く感じた瞬間でした。「日本に帰りたくないね（笑）またハワイに来ようね！」とお互いに同じタイミングで話しかけたのも、ふたりの心が繋がってると感じました。
ハワイウエディング、そこにはそれぞれの「心と心がつながる素晴らしい体験物語」があります。
